雨漏り

これが雨漏りの怖さ Part2 >挨拶
部屋のクロスにシミが出てきたので見て欲しいというお客様の家でした。 中のクロスを見た瞬間、雨漏りだと確信をもっていました。 それから数日準備をして本日解体を行なったら右の状態。
写真では分かりにくいのですが、柱2本とも完全に腐朽してしまっています。 芯もほとんどありません。 地震がきたら間違いなく倒壊していたでしょう。
そして、水による腐朽のほかに案の定白蟻も発生していました。 早急に対処しないと被害が拡大してしまいます。 年末までになんとかキリとつけなければなりません。
こういったケースの雨漏りは非常に多いです。 特にベランダが怖い。 昔の工法ではベランダの防水ってあまり重視されていないんです。 建てた当時はよかったのでしょう。 ですが経年劣化に伴い、仕上げの防水層にヒビが入ると… 内部まで徐々に浸透していきます。 気付いた時には手遅れ。 良ければその部分だけの柱の取替え。 悪ければ構造、外壁、内装と全てやり替え。 今回は悪いケース。
たった1ヶ所からの水漏れで柱、梁、外壁、内装とやり替えなければいけません。 まだざっとしか見積りしていませんが100万オーバーにはなってくるでしょうね。 外壁をやり替えるだけでも足場、大工、左官、塗装、板金工事と最低でも5種類の業者が入ります。 さらに内装をやり替えるにはクロス、電気が必要。 私たち監理や雑工事、仮設工事も含めるとこの工事だけでも10種類以上の業者が入るわけです。
雨漏りって怖いですよね。 もし、自分が汗水たらして働いて、買った家が雨漏りしたらどうします? 許せないでしょう?
幸い、私は今まで担当した現場で雨漏りをさせたことはありません。 ですが、もし監理不足で雨を漏らしたら… これだけの迷惑をかけることになります。 一つのミスが100万円と思えば否が応でも気合が入ります。 お客様の財産を守る。 それが私達の役目です。
……と、今日は完全に自己満足な内容です。 自分のために書きました。