K−1 MAX TV観戦記

■ ×安廣 VS ○レミギウス
レミーガのプレッシャーが凄い! とにかく前に出るレミーガ。 特に左ストレートが強烈でした。 それにしても打たれ強い安廣から6回もダウンを奪うとは…。 末恐ろしい選手です。
■ ○HAYATO VS ×ブラックマンバ
1R、HAYATOがダウンを奪われ、ブラックマンバのペースで試合が進む。 そして2R、HAYATOのバックハンドブロー2発が炸裂! 今まで結果が出なかったHAYATOなので喜びも大きいでしょうね。 おめでとう、HAYATO!
■ ×大東 VS ○クラウス
立ち上がり、いきなりラッシュをしかけた大東。 体勢を低くしての連打は迫力満点でした。 ただ、そこから冷静だったクラウス。 K−1の洗礼だともいえるローキックの連打、ヒザ、ハイと蹴り技中心の組み立て。 ローキックは明らかに効いていた。 それでも1Rを耐え切った大東の根性は凄かった! 2RにローキックでKOされましたが、次に期待できる選手でした。 
■ ○所 VS ×リムレイ
所、強い!! 動きが早い。 グラウンドになって全く止まりませんもんね。 最後は少し変則的な三角絞めで一本勝ち! ZSTの両エースが最高の結果を出しました。 次は大晦日か!?
■ ○秋山 VS ×ラーマ
秋山の独断場。 投げ飛ばしてマウントとってからはパウンド、パウンド。 秋山はPRIDEのミドル級に出場したら面白い存在になるのではないかと思います。 K−1よりPRIDE向きの選手でしょう。 
■ ×鈴木 VS ○ザンビディス
やはりボクサーはローキック対策が必要。 それを実感した一戦でした。 もう少し準備期間を長くしてから挑んでほしいです。 ローキックでザンビディス勝利。
■ ○佐藤 VS ×ガオグライ
消耗戦。 この階級ではガオグライも真っ向勝負。 というか、佐藤がずっとプレッシャーをかけてマトリックス戦法をさせなかったんでしょう。 最終Rで手数で上回った佐藤の判定勝利! この選手も気持ちが強いですね。 地味だけど強い。 そんな印象の選手です。
■ ×武田 VS  ○サワー
1R、武田の動きがいい! ローキックはもちろん、左のパンチがよく当たっていました。 サワーも少し効いているような感じ。 終盤に目の横をカットしたのが気になりますが…
2R、サワーが圧力をかけてきた! コーナーに追い詰めてのラッシュ。 カウンターの左フックを狙った武田のアゴをサワーの拳が打ち抜く! それが最後の一撃になりました。
良くも悪くもいつもの武田幸三でした。 武田の決定的な弱点はアゴの脆さ。 いい試合をみせてくれるのですが結果がついてこない。 武田の試合は好きです。 好きなんですが、やっぱり勝つところが見たい。 次こそ勝って一緒に喜びたいものです。



■終わってみて
これまでのMAXの試合から考えると、少し内容が薄かったです。
特にボクシング対K−1という展開はやめてほしかった。 ヘビー級の時と一緒でした。
だって、あまりにも準備期間が少ないじゃないですか。 そんなにキックは甘くないと思います。
今回の大東、鈴木両選手とも練習してきているのはよく分かりました。 2人ともあそこまで耐えたんですから。 
だからこそ、もう少し時間を与えてほしかった。 
それとMAXのリングで総合をやる意味が分からない。 何のためにHERO’Sが出来たのか。
所、秋山両選手ともおもしろい試合でした。 でも、これってK−1 MAXじゃないじゃん。
最後の武田VSサワーの緊張感。 あれがK−1 MAXだと思います。 
今大会で一番印象に残ったのはレミギウス。 あの怒涛の攻撃力は他の選手にとって脅威です。 今日の試合をみた限り、あまり打たれ強くはないようですのでハードパンチャーとの対戦ではどうなるか。 今後もMAXに参戦してほしいですね〜。
今回の感想は少し愚痴っぽくなりましたが、それだけK−1 MAXに期待しているということです。 次は魔裟斗の試合がみたいですね。