K−1 WORLD MAX 2005〜世界一決定トーナメント決勝戦〜
残念。 とにかく残念な結果に終わってしまった。
3R判定になった時の魔裟斗の表情を見て、とても嫌な予感がしました…。
退場のシーンでは足を引きづっていく魔裟斗。 その瞬間に「次の試合は無理だな…」と思いました。
あの我慢強い魔裟斗があそこまで表情に出すんだから…。
１回戦は完璧な試合内容でした。 ザンビディスのパンチはほとんど見切っていたし、クリーンヒットもなかったと思う。 カウンターのストレートでダウン（ややスリップ気味でしたが）もとる冷静さ。 調子は間違いなくよかった。 それだけに。 それだけに非常に残念でした。
そして、次のアンディ・サワーと安廣一哉との１戦。
TVではリザーブファイトで勝利したとだけ放送していました。 ですが、そのリザーブファイトで安廣は目の出血がひどくて試合続行不可能となっているのです。
１度続行不可能となった選手をもう１度リングに上げる必要はあったのか？ そして、その選手を同じ理由でもう１度続行不可能と判断して試合ストップ。 …そんなの分かりきったことなのに。
それなら、まだザンビディスを準決勝に進出させたほうがよかったと私は思いました。 こればっかりは納得いかない。
１番いい試合と思ったのはジョン・ウェイン・パーとアルバート・クラウスの１戦。
最後までどちらが勝つかわからない壮絶な打ち合い。 ２人ともいいのをもらってもそこから挽回しているから凄い根性ですよね。
私のような素人がみて面白いのはこういう試合です。
ブアカーオは確かに強い。 でも、相手を”殺す”試合をしますよね。 強いけどあまり面白みを感じないのも事実。 現に決勝戦ではとうとうブーイングまで出ていましたから。
今大会は準々決勝は大変レベルも高くて面白い試合でした。
ただ、それ以降は盛り上がりも今ひとつだったような気がします。
それは、やはり魔裟斗不在の試合になってしまったからではないでしょうか。
この階級での魔裟斗の存在感は別格ですね。
次のMAXは１０月開催の模様。 その時に元気な姿を見せてほしいです。
